わたしは廊下に立って、さめざめと泣いていました。
「どうしました」 知らない人に声をかけられました。 「悲しいことがあったのに、どうしても思い出せないので、それが悲しくて泣いているのです」 その人は、少し困った顔をしていいました、 「あなたは、記憶をなくす病気にかかっているのですよ、姉さん」 なんてことでしょう。わたしは、ひどく悲しくなって涙を流しました。 でも、なにが悲しいのかおもいだせない。 こいつはだれだ。
by tatsuki-s
| 2004-05-22 03:21
| Anecdote/Pun(小噺・ネタ)
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